FJDynamics

多機種農機自動操舵対応

トラクターや田植え機など、国内外様々なメーカーの新旧機種を自動操舵可能にするソリューションです。
※ 一部取付ができない機種があります。事前にご相談ください。

センチ単位の作業精度

RTK-GNSS方式と自社開発の高トルク高精度ステアリングモーターを採用することで、FJDスマート操縦システムは、業界最高水準の±2.5cmの操作精度を実現しています。かぶせ幅不要になるため、作業効率が大幅に向上し、初心者でもムラなく作業でき、操作疲労の低減にも繋がります。

簡単操作・簡単管理

10.1インチタッチパネル式高輝度ディスプレイを採用することで、高い操作性、視認性を実現しています。最新アンドロイドOSが搭載し、スムーズ、フレンドリーな操作が可能です。simスロット、wifi標準搭載、ネットワーク機能が充実し、常に最新バージョンが利用可能になります。更に作業データを専用マイクロソフトクラウドに保管、共有も可能です。

  1. コントローラー(タッチパネル):機材の設定、作業経路設定や作業履歴の記録・表示のディスプレイと計算処理の端末です。
  2. 電動ステアリングハンドル:制御ユニットの情報から、自動ハンドル操作を行います。手動操作の切り替えも可能です。
  3. 慣性計測装置(IMU):農機は坂道での作業中でも精度を保てるために、高レベルの慣性情報を提供します。衛星電波が弱い時、補償データを提供して作業を継続的に行うことができます。
  4. RTK-GNSSアンテナ:衛星からの電波及び基地局やネットワークからの補正情報を受信する装置です。
  5. RTK基地局(別売り):GNSSユニットの誤差を補正し、センチメートル単位の精度を実現。ネットワークRTK対応/simスロット搭載/wifi対応。
  6. WIFIカメラ(別売り):コントローラーにリアルタイムにトラクターの周辺の確認なのに使用できます。作業の安全性を向上させます。

注意事項

〇 ステーの取り付け

アンテナ類を取り付けるために、追加部材が必要になる場合があります。
特にGPSの取り付けブラケットがない田植え機では、本体+取付費用の他に別途料金が発生いたします。

〇 コラムカバーの加工

電動ステアリングハンドル取り付けの際、取り付けブラケットがコラムカバーに接触するため、ほとんどの機種で加工が必要になります。
写真のようにカバーを大きく切断する場合もありますので、あらかじめご了承ください。

〇 ステアリング

油圧式パワーステアリングの場合は、本製品の取り付けができません。

製品仕様※2021年9月 現在

機能概要仕様
最低車速0.7 km/h
ディスプレイサイズ10.1 インチ
走行制御精度± 2.5 cm
ネットワーク方式Wi-Fi / 4G LTE
オンラインアップデート
RTK方式固定局 / ネットワークRTK(Ntirp)
後進作業
コントローラー仕様
寸法(mm)300 × 190 × 43
システムOSAndroid 5.1
防水防塵IP65(専用ケース要)
適応電圧9V – 36 V
インターフェースカメラ / RS232 /CAN / Type-C
電動ハンドル仕様
寸法(mm)370 × 370 × 123
防水防塵IP66
GNSSアンテナ仕様
寸法(mm)152 × 63
防水防塵IP67
IMUユニット仕様
センサー1加速度
センサー2ジャイロ
センサー3デジタルコンパス

FAQ

現在はトラクター及び田植機を中心に拡販されています。
ただし、取り付けが難しい機種もありますので上記注意事項をご確認の上、お近くの(株)コハタ営業所までご相談ください。

保証修理を受けられる期間は原則、納入日(お客様にお渡しした日)より12か月となっております。
詳しくはこちらをご覧ください。 > 保証について

できません。RTK基地局をご用意いただくか、ネットワークRTK(Ntrip方式)を契約する必要があります。

ネットワークRTKをご契約の場合は、RTKの契約料金およびインターネット通信費がかかります。

直進のみ自動運転となります。旋回やアクセル、ブレーキ、作業機昇降は手動操作となります。

現在はできません。

トラブルシューティング

  1. 作業中にS字のカーブが発生
    1. リアルタイム状態でのロール角とピッチ角がリアルタイムに変化しているかを確認してください。
    2. 角度センサーを修正してください。
    3. GNSSアンテナのコネクタが正しく設置されているかを確認してください。
  2. 自動作業中に、ステアリングホイールが動作しない
    1. ブレーキの状態を確認してください。
    2. モーターのテストを行ってください。
    3. 農業機械の電源を一回切ってから再起動してください。
    4. 角度センサーが正しく取り付けられているかを確認してください。
    5. GNSSアンテナのコネクタが正しいかを確認してください。
    6. 設定画面で角度センサーを再度キャリブレーションしてください。
  3. G信号がない
    1. SIMカードが挿入されているかを確認してください。
    2. 4Gアンテナが正常に接続されているかを確認してください。
  4. RTK信号がない
    1. 基地局RTKに接続する場合、基地局は電気があるかどうか / 正常に使用されているかどうか確認してください。
    2. ネットワークRTKに接続する場合、4G信号が正常であるか確認してください。
    3. ネットワークRTKに接続する場合、ntripアカウントが利用可能かを確認してください。
  5. マルチラインモードで作業ライン間隔距離が不一致
    1. 農業機械パラメータが正しく入力されているか確認してください。
    2. 農業機械キャリブレーションが完成したかどうかを確認してください。
    3. 機具キャリブレーションを再度行ってください。
  6. 作業開始後車両が片方に寄せる / ベースラインに入れない
    1. IMU状態を確認してください。
    2. 全車キャリブレーション状態を確認してください。
    3. 角度センサーの状況を確認してください。
    4. 車両パラメーターの情報を確認してください。
    5. モーター状態を確認してください。
    6. RTKの状態を確認してください。
    7. ベースライン倍数調整を行ってください。
  7. トラクターがベースラインに乗っていない(AB線とあっていない)
    1. 機器キャリブレーション設定されたかどうかを確認してください。
    2. 取付偏差値を確認し、調整してください。
    3. RTKの状態を確認してください。

取付事例紹介

株式会社FAG

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